2.17〜18 ブッシュ訪日粉砕闘争

首脳会談へ向う街宣車 米国大使館前の阻止線 首脳会談会場付近で抗議活動
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 ブッシュの訪日こそは、アメリカ覇権主義と日本ポツダム政府双方が、自らの延命を画策するものに他ならない。この両者の合作による戦後体制の呪縛からの解放こそが、日本民族共同体を再構築しうる道である。対米従属からの脱却が、日本民族にとって、唯一無二の使命である。
 昨年のアフガン侵攻の際にみられるように、アメリカはますますその覇権主義的体質を、臆面もなく露にするようになってきた。自らを「世界の盟主」「世界の警察官」などと位置付け、第三者的立場・中立的立場を、一切認めようとしないのである。白か黒か、善か悪か、この二分法でもって、他国にアメリカへの同調を強要し、あるいは恫喝してきたのである。
 先日のブッシュの「悪の枢軸」発言にみられるのは、第二次世界大戦そして東西冷戦においても用いられた手法である。アメリカに与しないものを、全て普遍的な「悪」と規定し、他国に踏み絵を迫っているのだ。また、アメリカ的価値観・アメリカ的文化を先兵として、世界を平板化し、アメリカ資本を乗り込ませることを企てているのである。
 対する日本政府はどうか。「悪の枢軸」発言について、EU諸国やロシアなどは異を唱えた。しかし、日本政府の対応は、先日の小泉の国会答弁にみられるように、一方的にアメリカに与し、従属するものでしかない。それを隠そうとさえもしない。先般、ブッシュは、さらなる構造改革を小泉に迫った。これは、日本経済をアメリカ支配下に置こうとするものである。
 もはや、ポツダム政府・小泉政権は、民族の矜持も、主権国家としての自主性も放棄してしまったのである。このような政府の現状は、日本人が日本を治めることを阻害しているのだ。ポツダム政府は、日本民族の敵でしかない。
 以上の認識に基づき、我々一水会は、国民生活の困窮化を代償に、対米従属の固定化をより一層推し進める今回のブッシュ訪日に対し、怒りの抗議を叩き付け、断固として糾弾するものである。