鈴木邦男 一水会顧問
〔略歴〕
昭和18年8月2日、福島県郡山市出身。
17歳のとき、浅沼稲次郎暗殺事件をテレビで見たことをきっかけに右翼思想に興味を持つ。
昭和42年、早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。
昭和45年4月、産経新聞社に入社。
一旦は政治活動から離れたものの、同年11月25日の三島由紀夫・森田必勝両烈士の自決に衝撃を受け、
昭和47年、学生運動時代の同志達とともに一水会を創設、初代代表に就任。マスコミなどから新右翼の代名詞として、評価を受ける。
ジャーナリスト専門学校、河合塾講師などを務める。
新右翼のカリスマ、野村秋介氏との対談である
「反共右翼からの脱却」を掲げ、新右翼活動を牽引。昨今は脱原発、人種差別反対など人道的な立場からの発言が顕著で多様性を重んじる視点が定まりつつある。
また、代表在任中は主に言論活動に力を注ぎ、『腹腹時計と<狼>−<狼>恐怖を利用する権力』(三一新書)などの著作を上梓。
特に『朝日ジャーナル』などの雑誌に政治論文を寄稿するなどした。
平成11年、代表を退任。以降は顧問として、引き続き言論活動を精力的に展開している。
著書に『腹腹時計と<狼>−<狼>恐怖を利用する権力』(三一新書)、『新右翼―民族派の歴史と現在』(彩流社)、
『公安警察の手口』(ちくま新書)、『愛国者は信用できるか』(講談社現代新書)、
『「蟹工船」を読み解く 魂の革命家小林多喜二』(データハウス)、『愛国と米国−日本人はアメリカを愛せるのか』(平凡社新書)他多数。