麻生太郎内閣総理大臣に対する提言書を手交

●平成21年8月5日(水)●
【麻生太郎内閣総理大臣に対する提言書を手交】

八月五日、
麻生太郎内閣総理大臣に対する提言書を内閣府にて手交いたしました。



麻生首相は、八月十五日に靖国神社を参拝されることを要望する


われわれは平成維新断行を訴える日本民族派団体・一水会である。
来る八月十五日は、六十四回目の終戦記念日を迎える。
選挙モードで多忙を極める麻生首相に対し、われわれは左記の提言をさせて頂く。

貴殿は、七月に執り行われた衆議院解散で、選挙戦の檜舞台に立つことになったが、
安易なポピュリズムに終始せず、真に国家・国益を守り、国のために散華された英霊が祀られている靖国神社に赴き、
終戦記念日の八月十五日に主権国家の宰相として参拝されることを要望する。
それは国のために尊い命を捧げられた御柱の尊厳を守る崇高な行為であり、責務でもある。

現在、靖国神社は戦没者遺族、奉賛会からの奉納金などで維持・運営されている。
本来であれば国家が戦没者追悼の中心的施設として維持するのが務めである。
しかしながら、残念にも、戦後の日本弱体化を担った占領憲法の政教分離原則によって、
靖国神社は一宗教法人として営まれている。
このような不甲斐なさを打開するためにも、宰相として慰霊、鎮魂の誠を捧げる行いを執らなければならない。
これは今後訪れるであろう国家再生の礎と位置づけられることになるからだ。

現在、自衛隊員の海外派遣による任務が恒常性を帯びつつある。
国のために身命を賭して任務に当っているのである。
宰相の靖国参拝が実施されれば、志気が上がることはあっても、下がることはない。
もし仮に自衛隊員が戦没するようなことがあった場合に、靖国神社で顕彰されることは在り得ない。
戦前の「軍国主義体制」を批判する余り、現行憲法と自衛隊の存在が矛盾をきたしているのだ。
われわれは、自衛隊を国軍として再編し、名誉と誇りに基き、国民から尊敬される軍人として威信を保持させるためにも、
宰相の靖国神社参拝は欠かせないことと考える。

もちろんわれわれとて、中国、韓国より発せられる歴史認識をめぐっての反発は重々承知している。
しかしながら国家の威信を保つためにも、まず、宰相が参拝されることが肝要だ。
先の小泉元首相の靖国参拝をみれば、中国、韓国の非難を受けたが、小泉元首相は参拝を強行した。
その結果、戦後長らく続いてきた「謝罪外交」への悪弊を突破することができた。
ただ、その行為は国民へのパフォーマンス性が強いものであったため、われわれは「誠がない」としてその姿勢を非難した。
従って貴殿には慰霊、鎮魂の誠を貫いた靖国への参拝を是非行って頂きたい。
また、それは宰相として当然の責務である。

それによってわが国首相の恒常的な靖国神社参拝が実現されることを願ってやまない。今回はその試金石である。

貴殿には終戦の日に靖国神社を参拝し、
わが国に綿々と続く歴史の一体性と英霊と国民の黙約を果たすことの顕彰をして頂きたい。


以上、麻生太郎内閣総理大臣に提言する。


平成二十一年八月五日

内閣総理大臣  麻生太郎殿

日本民族派団体 一水会









詳細につきましては、レコンキスタ364号で報告します。